ちょっと気になった今週のニュースは 「脱エンジン依存」です。
電気自動車（EV）の普及と脱炭素の流れから、今までエンジン関連部品を製造してきた加工メーカーを他分野へ構造転換させる取り組みを産官学で後押しするという日経新聞の記事を興味深く読みました。
自動車のEV化が進めばエンジン車で使われている 3万点のうち1万点は不要になるとのこと。
金属プレス・ダイカスト・鍛造・金型・鋳造といった素材を加工する産業は自動車部品への依存度が高いため、事業の成長が見込まれる半導体や宇宙産業などの新分野への事業転換を促したいということですね。
エンジン自動車から電気自動車へのシフトと 世界的な脱炭素化への流れを考えれば 旧態依然のまま自動車部分を主力に据え置く素形材産業に未来は先細りということ。
メーカー各社は自社の技術資産を整理し強みを見つけ成長分野へ新たな道を探ることになります。
今後しばらく自動車産業に関わってきたメーカーは 事業の大転換期を迎えることになりますね。