ちょっと気になった今週のニュースは「YouTube、動画AIで制作支援」です。
米YouTubeが生成AI(人工知能)を使って、動画制作をする支援ソフトを発表した… という日経新聞の記事を興味深く読みました。
動画投稿クリエーター向け新機能として発表されたのは、グーグルAI研究部門が開発した動画生成AI「Veo(ベオ)」。
Veoはアイデアを文字入力するだけで瞬時に背景作成。
背景を自由につくれる機能を持つ生成AIです。
VeoとYouTubeの統合で動画投稿の垣根をさらに下げ、投稿クリエーターの更なる参入を促進。
短動画でシェア争いをしているライバル 「TikTok(ティックトック)」に対抗するためか、まずはYouTubeショートに実装されるそうです。
動画生成AIの投入により参入ハードルが下がる半面、 均質化した合成動画や偽動画があふれるリスクには AIの使用形跡を編集データに埋め込み識別できる「電子透かし」技術導入などの対策を取るとのこと。
月間アクティブユーザー25億人超えのYouTubeで 偽情報や著作権、肖像権侵害違反などのリスクと向き合い 生成AIの制御をしながらサービスを拡充していく企業成長と魅力あるサービスの両面を考慮しながら、難しいバランスの舵取りが続きそうですね。