ゼロサム思考【企業サイト失敗事例】

    中小企業のウェブ担当者のみなさん、お疲れさまです。
    今週の失敗事例は「ゼロサム思考」です。

    中小企業のサイト制作に関わっていると「ゼロサム思考」であるがゆえに、なかなか次のアクションに繋がらない例を見かけます。

    ゼロサムの語源は英語のzero-sum。
    zeroは数字の0、sumは合計や総数を指しており 合計がゼロになるような状況を指す概念です。

    誰かが100万円手にすれば誰かが100万円失う、プラスマイナスゼロという考え方ですね。

    ビジネスでは誰かが得をすることで誰かが損をする、つまり限られた資源を奪い合うという考え方。
    ゼロサム思考にとらわれてしまうと、利益や現状維持を最優先するためリスクを避けたり情報をオープンにするのを嫌ったりして企業成長や進化が阻害されてしまうことも多いです。

    現代はあらゆるところに情報が溢れて生活者のニーズや消費行動も流動的に変化する時代。
    顧客の多様化や企業間の共創も視野に入れ、変化を恐れない柔軟な考え方が求められています。