ちょっと気になった今週のニュースはSNS選挙「争点単純化」です。
26日の日経新聞に掲載されていた SNSが結果を左右した直近の選挙戦について争点を単純化し「分かりやすい主張」が拡散したという記事を大変興味深く読みました。
7月の東京都知事選
10月の衆院選
11月の兵庫県知事選と名古屋市長選
今年の選挙結果を見るに SNSを制したものが結果を左右したと言うことは 誰が見ても明らか。
有権者が気軽に情報収集でき、候補者との距離も近くに感じられるSNSは選挙に欠かせないツール になりそうですね。
ただ、聞こえの良い、わかりやすい政策や主張が広がりやすいため、選挙の争点や構図も単純化されたものが好まれたうえにSNSの特性により自身の好む情報に接触しやすい (フィルターバブル)といった要因が、「減税vs非減税」 「高齢者 vs 現役世代」 といった分かりやすい2択構図を生み出したという分析は、私たち有権者も自覚するべきだと思いました。
実際は白とも黒ともつけられない政策も多く、そこをいかに軟着陸させることができるかが 政治家の手腕でもありますので。
私たち有権者も選挙SNSには 冷静で俯瞰的な視点が欠かせないと改めて思いました。